■海外通信社も「9時35分に離陸」と伝える
三菱重工業<7011>(東1・売買単位千株)は11日、9時40分にかけて641.5円(27.0円高)まで上げて9月以降の回復相場の高値に進み、11時にかけても15円高前後で強い展開となっている。同社グループの三菱航空機が開発した国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の初の飛行試験が行われ、「11日午前9時35分に県営名古屋空港(愛知・豊山町)を離陸した。滞空時間は1時間程度の予定」(ブルームバーグ通信9時38分配信)などと伝えられ、事業化に向けて期待が強まった。第2四半期決算は10月30日に発表済みで、今3月期の業績見通しは変更せず、純利益は前期比18%増の1300億円、1株利益は38.7円。株価642円でのPERは16倍台になり、たとえばIHI<7013>(東1)の同30倍前後との比較では割安になる。