三菱自動車が戻り高値に進む、台湾の鴻海精密にEV生産を受託と伝えられ注目強まる

■鴻海のEV責任者が日産自の元幹部とされ3社の関連にも注目集まる

 三菱自動車工業<7211>(東証プライム)は3月21日、再び出直って始まり、取引開始後は5%に迫る464.8円(20.4円高)まで上げ、戻り高値を更新している。「台湾電機大手の鴻海(ホンハイ)精密工業が三菱自動車から電気自動車(EV)を受託生産する方向で同社と調整していることが20日、分かった」(日本経済新聞3月21日付朝刊)などと鴻海精密との連携が伝えられ、注目が強まっている。

 鴻海精密は米アップルのスマートフォンの受託生産や先端半導体の受託生産などで知られるが、「日産自動車の元経営幹部がEV事業の責任者を務めている」(NHKニュースWEB3月21日午前5時20分)とされた。一時は、日産自<7201>(東証プライム)とホンダ<7267>(東証プライム)の経営統合に三菱自が加わるとの観測が出たが、日産自とホンダの経営統合はもの別れになっており、日産自と三菱自・鴻海精密との関係が注目を集めるとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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