【株式市場】日経平均は172円高、4日ぶり反発、朝方の一時507円高からは値を消すが堅調

◆日経平均は3万7780円54銭(172円05銭高)、TOPIXは2797.52ポイント(6.64ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は16億4014万株

 3月25日(火)後場の東京株式市場は、対ユーロで円安だった円相場が徐々に円高方向に動き、対ドルでも下げ渋る動きになったことなどを受け、日経平均は13時半頃にかけて77円高(3万7686円)まで上げ幅を縮める場面があったが、大引けにかけては一段持ち直し4日ぶりに反発した。日本取引所G<8697>(東証プライム)が一段と強い値動きになり正午に発表した業績予想と配当予想の増額修正を好感。JT<2914>(東証プライム)も一段と強含みゴールドマン・サックス証券による投資判断など好感。

 後場は、LINEヤフー<4689>(東証プライム)が一段ジリ高となりBEENOS<3328>(東証プライム)へのTOBなど連日材料視。HOUSEI<5035>(東証グロース)も13時過ぎに一時急伸し生成AIローコード開発プラットフォームの連携対応など材料視。タイミー<215A>(東証グロース)は一段と強含み証券会社による新規投資判断開始やリクルートグループの「タウンワークスキマ」開発中止による先行者利得など好感。

 新規上場のビジュアル・プロセッシング・ジャパン<334A>(東証グロース)は前場買い気配をセリ上げ、後場13時半前に3040円(公開価格1430円の2.1倍)で初値をつけた。ただ兆語の3050円を高値に値を消し始め、大引けは2345円で安値引けとなった。

 東証プライム市場の出来高概算は16億4014万株(前引けは8億66万株)、売買代金は3兆9341億円(同1兆9367億円)。プライム上場1637銘柄のうち、値上がり銘柄数は1008(前引けは898)銘柄、値下がり銘柄数は562(同655)銘柄。

 東証33業種別指数は27業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位は、精密機器、不動産、繊維製品、ガラス土石、非鉄金属、倉庫運輸、サービス、鉱業、空運、化学、建設、輸送用機器、パルプ紙、小売り、などだった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年3月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

ピックアップ記事

  1. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  2. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  3. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  4. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…
  5. ■年初から57銘柄が優待新設、40銘柄超が拡充・変更  株主優待制度は従来、配当増加や自社株買いと…
  6. ■『マッチポンプ』相場の処方箋、トヨタの優待新設に見る『安全投資』の行方  「まるでマッチポンプ」…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る