【株式市場】日経平均は246円高、円安や配当買いなどで後場一段と上げ2日続伸、3万8000円台を回復

◆日経平均は3万8027円29銭(246円75銭高)、TOPIXは2812.89ポイント(15.37ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は17億5513万株

 3月26日(水)後場の東京株式市場は、為替が再び円安傾向になった上、3月期末配当を意識した買いも厚い様子で、日経平均はジリ高傾向となり、14時過ぎには440円高(3万8220円)まで上げ、大引けも上げ幅200円台を保ち2日続伸となった。終値での3万8000円台は2月27日以来。長期金利の強含み傾向を受け、みずほFG<8411>(東証プライム)や野村HD<8604>(東証プライム)が一段ジリ高となり、銅相場がNY市場で最高値と伝えられ住友鉱<5713>(東証プライム)などの非鉄株も一段高。高配当の商船三井<9104>(東証プライム)も一段と上げた。

 後場は、インフォマート<2492>(東証プライム)が一段と上げ株主総会決議通知の開示などで好調再確認の見方。ゴールドウイン<8111>(東証プライム)も一段と上げ業績予想の増額修正など好感。日本パレットプール<4690>(東証スタンダード)も一段と上げ新経営計画に期待。フライトソリューションズ<3753>(東証スタンダード)も一段と強含みマイナンバーカード関連決済システムなどへの期待拡大。サンバイオ<4592>(東証グロース)は証券会社による目標株価の大幅引き上げが連日好感され一段高。セルシード<7776>(東証グロース)は2日連続ストップ高となり同種軟骨細胞シートの治験開始などを連日好感。

 東証プライム市場の出来高概算は17億5513万株(前引けは8億199万株)、売買代金は4兆2603億円(同1兆9763億円)。プライム上場1637銘柄のうち、値上がり銘柄数は1212(前引けは897)銘柄、値下がり銘柄数は361(同650)銘柄。

 東証33業種別指数は27業種(前引けは21業種)が値上がりし、値上がり率上位は、その他製品、保険、非鉄金属、電気機器、倉庫運輸、ゴム製品、海運、石油石炭、卸売り、鉱業、パルプ紙、ガラス土石、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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