イオレ、Web3市場へ本格参入、暗号資産金融とAIデータセンター事業を開始

■法改正を見据えた暗号資産運用モデルの研究開発に着手

 イオレ<2334>(東証グロース)は3月26日、2025年3月26日の取締役会において、新たな事業展開を決議したと発表。従来のHRデータ事業、コミュニケーションデータ事業に加え、成長市場であるWeb3領域において新たな事業を開始する。2024年11月の第2四半期決算において大口顧客の発注減少による減損損失を計上したことを受け、収益性重視の方針転換を行った。

 新規事業は2つの領域に焦点を当てている。まず、暗号資産金融事業では、AIを活用した暗号資産運用モデルの開発、暗号資産レンディング、担保融資などを検討する。2026年の関連法改正を注視しながら、必要な許認可の取得を目指していく。

 同時に、AIデータセンター事業では、GPUサーバーの販売代理から始め、将来的にはAIデータセンターの運営を視野に入れている。デジタルダイナミック社との代理店契約を締結し、段階的に事業を拡大する計画である。

 現時点では今期の業績への影響は軽微と見られるものの、長期的には会社の業績向上に資する戦略と位置付けている。2028年3月期には上場後10年を迎え、上場維持基準を満たす必要があるため、成長市場での事業展開は重要な意味を持つ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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