
■株価材料としては何度も言われてきた案件のためインパクト限定的
トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月27日、朝寄り後に4%安(116.5円安2771.0円)まで軟化したが、午前9時30分にかけては2%安(65.0円安の2822.5円)まで持ち直している。早朝、「トランプ氏、25%自動車関税を4月2日発動-米国産以外の全て対象」(ブルームバーグニュース3月27日1:05)と伝えられ、影響は避けられないようだが、株価材料としては何度も言われてきた案件のため大きなダメージにはなっていないようだ。
始値(朝寄り値)は3.7%安の2780.0円(107.5円安)だった。このため、株価は持ち直して「陽線」(始値を現在値や終値が上回るロウソク足罫線)となっている。前日比では値下がりしても、下値でポツンと「陽線」が現れる場合は経験即的に最も暗い時期を脱した証(あかし)になることがあるとされている。自動車株ではホンダ<7267>(東証プライム)も「陽線」となっており、各銘柄とも下げは限定的ようだ。日経平均も小幅だが「陽線」に転換している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)