27日上場のダイナミックマッププラットフォームは1530円(公開価格の28%高)で初値をつけ、その後一段高

株式市場 IPO 鐘

■自動運転などに貢献するHDマップの開発とデータビジネスなどを展開

 3月27日に新規上場となったダイナミックマッププラットフォーム<336A>(東証グロース)は、自動運転などの実現に貢献するHDマップ(高精度3次元地図データ)の研究開発などを行い、公開価格は1200円。買い気配で始まり、午前10時前に1530円(公開価格の28%高)で初値をつけた。その後1700円(同42%高)まで上げて売買されている。

 HDマップ(高精度3次元地図データ)により、自動運転や先進運転支援システム向けのみならず、インフラ維持管理システムや防災・減災システムなどに活用することで、高精度位置情報の提供を通じて、あらゆる産業における共通基盤を目指すことをグループビジョンに掲げている。国内事業では、3Dデータビジネスにおいて、「産業DXのためのデジタルインフラ整備事業/デジタルライフラインの先行実装に資する基盤に関する研究開発」における「自動運転支援道」事業に採択されるなど、複数の国家プロジェクトの受注によるプロジェクト型売上の拡大を見込む。海外事業では、オートモーティブビジネスにおいて、北米での新規道路整備をはじめとするプロジェクト型売上の拡大及び量産車へのHDマップ搭載台数の増加によるライセンス売上の拡大を見込む。

 業績見通し(2025年3月期・連結、会社発表)は、売上高を70億72百万円(前期比27.0%増)とし、営業利益は18億90百万円の損失(前期は25億54百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は17億94百万円の損失(同40億49百万円の損失)を見込んでいる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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