【この一冊】経験豊富な看護師が語る、急変対応の「前触れ」とは?看護師向けの書籍発売
- 2025/3/27 12:28
- この一冊

■1000件超の事例分析から生まれた、現場で役立つ77の「フラグ」
看護現場における急変対応は、常に緊張と迅速な判断を求められる。学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は、メディカル・ケア・サービスから、看護師向けの書籍『「まさかこんなことが起こるなんて」を見抜いて予測できる!急変フラグ』を発売した。同書は、急性期医療の現場で豊富な経験を持つ看護師、藤野智子氏が編著を務め、1000件を超える急変事例の分析から得られた知見を基に、急変の前触れとなる「フラグ」を抽出した一冊だ。
同書が注目するのは、急変が起こる前に現れる兆候、すなわち「フラグ」の存在である。多くの急変事例を分析した結果、臨床上の急変には一定の法則性があり、その多くは基本的な看護の知識に根ざしていることが明らかになった。しかし、現場ではこれらの兆候にいち早く気づき、適切な対応を取ることが求められる。77の具体的な「フラグ」を提示し、実際の事例を参考に、急変の兆候を見逃さないための知識とスキルを解説する。
意識状態の変化、治療経過中、術後経過中、ケア・処置中、移動・搬送中といった、さまざまな状況下での急変に対応するための具体的な知識と対応のポイントを網羅。各章では、実際の事例を交えながら、急変がなぜ起こったのか、どのような対応が適切だったのかを詳細に解説する。これにより、読者は現場で遭遇する可能性のある急変に対して、より的確な判断と行動ができるようになるだろう。
同書は、経験豊富な看護師だけでなく、若手看護師にとっても貴重な指針となる。日々の業務における「まさか」の事態に備え、患者の安全を守るために、看護現場における必携の書となるだろう。
■商品概要
・商品名:「まさかこんなことが起こるなんて」を見抜いて予測できる! 急変フラグ
・編著:藤野智子
・定価:2,640円(税込)
・発売日:2025年3月27日(木)
・体裁:四六判変型/176ページ
・電子版:あり
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)