28日上場のプログレス・テクノロジーズ グループは初値1980円を上値に売買交錯

株式市場 IPO 鐘

■メーカーのコア技術発展や設計開発現場の課題解決など支援

 3月28日に新規上場となったプログレス・テクノロジーズ グループ<339A>(東証グロース)は、製造業向けに「デジタルソリューション事業」を行い、公開価格は1950円。朝の取引開始後に1980円で初値をつけ、これを高値に売買交錯となり、午前10時を回っては1770円前後で売買されている。

 メーカーのコア技術に適したデジタル特化技術の提供でQCD(品質・コスト・納期)の改善とイノベーションの創出などを支援。デジタルソリューション事業の単一セグメントだが、3つの事業区分(ソリューション事業、デジタルツイン事業、エンジニアリング事業)に大別している。設立は2020年6月。

 ソリューション事業は、設計開発のプロセスそのものを設計するコンサルティングサービス、最先端のデジタルツールの導入から定着支援までを行うデジタルエンジニアリングサービス、製品開発をプロジェクト単位で引き受けるプロジェクトサービスなど、様々なサービス形態で設計開発現場の課題解決を行う。

 デジタルツイン事業は、最先端のデジタル技術を活用し、課題解決を行う事業。ドライビングシミュレーターを用いたバーチャルテストの実施や高度なモデル開発を用いたコンサルティング・サービス等を提供する。

 エンジニアリング事業は、設計開発領域に特化し、開発リソースの不足や技術課題の解決を実現するサービス。メカ・エレキ・ソフトの各分野において、お客様のプロジェクトの一員として設計・開発業務の支援を実行する。

 業績見通し(2026年2月期・連結、会社発表)は、売上収益63億88百万円(前期比13.6%増)を見込み、営業利益は15億80百万円(調整後ベースの前期比16.7%増、前期比85.0%増)、当期利益は10億50百万円(調整後ベースの前期比12.6%増、前期比82.2%増)としている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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