ファンペップ、フランスの公的研究機関BIOASTERと抗体誘導ペプチドに関する共同研究契約を締結

■ヒトB細胞免疫応答(抗体産生)のin vitroアッセイ法の最適化研究

 ファンペップ<4881>(東証グロース)は3月31日、フランスの公的研究機関BIOASTERと共同研究契約を締結したと発表。両者は、ファンペップの抗体誘導ペプチド(治療ワクチン)の抗体産生を予測するin vitroアッセイ法の最適化を目指す。BIOASTERの技術を活用し、ワクチン候補の評価法を強化する。

 抗体誘導ペプチドの開発において、ヒトB細胞免疫応答の正確な予測は重要である。この提携により、ファンペップ独自の抗原設計技術とBIOASTERの専門知識が融合し、より精度の高い評価が可能となる。特に、異なるHLA分子を持つ個人に対する免疫応答の予測精度向上が期待されている。

 同研究は速やかに開始され、両社は免疫学および治療用ワクチンの分野における共通目標の達成に向けてリソースを投入する。BIOASTERのCEOであるXavier Morge氏は、ファンペップとの協力による臨床試験候補の評価支援に期待を寄せている。

 ファンペップ代表取締役社長の三好稔美氏も、BIOASTERとの共同研究が治療用ワクチンの効率的なスクリーニングを実現する契機となると述べた。今後、両者の技術を活用した革新的な医療ソリューションの創出が期待されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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