◆日経平均の終値は1万9697円77銭(6円38銭高)、TOPIXは1593.57ポイント(1.75ポイント安)、出来高概算(東証1部)は20億9741万株
12日後場の東京株式市場は、夜に米国の金融政策を占う上で重視されるイエレンFRB議長の講演があるため模様ながめ気分が強かったが、前引け前に四半期決算を発表した戸田建設<1860>(東1)が後場一段高となるなど好決算銘柄の動きが強く、日経平均は中国株の後場が始まった14時過ぎに34円44銭高(1万9725円83銭)まで上げた。大引けはTOPIXやJPX日経400が軟調だったが、日経平均は7日続伸となった。東証マザーズ指数は小安い。
13時に四半期決算を発表した黒田精工<7726>(東2)やインフォテリア<3853>(東マ)が急動意となり、13時30分に発表した西尾レントオール<9699>(東1)やエスケーアイ<9446>(JQS)も急伸。ビクスタ<3416>(東マ)は中国の動画関連サイトとの提携や四半期決算発表の接近などが言われて急伸し、昭和真空<6384>(JQS)は10日の四半期決算発表が好感されて2日連続ストップ高。
東証1部の出来高概算は20億9741万株(前引けは11億1753万株)、売買代金は2兆2738億円(同1兆1292億円)。1部上場1912柄のうち、値上がり銘柄数は976(同926)銘柄、値下がり銘柄数は799(同842)銘柄。
また、東証33業種別指数で値上がりした業種は15業種(前引けも15業種)となり、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、金属製品、パルプ・紙、不動産、ゴム製品、機械、海運、陸運、小売り、などとなった。