ネツレン、プレキャスト・コンクリート製造のドーケンを子会社化、取得価額は19億1500万円
- 2025/4/7 08:05
- IR企業情報

■建築現場の工期短縮・品質管理強化を目指し協業体制を構築
ネツレン(高周波熱錬)<5976>(東証プライム)は4月4日、ドーケンの株式を取得し子会社化することを決議したと発表。同社はプレキャスト・コンクリート製品を製造販売しており、高層建築物向けに堅調な納入実績を持つ。建築業界の人手不足・高齢化が進む中、プレキャスト・コンクリート製品の需要拡大が見込まれることが株式取得の背景にある。
ドーケンは1974年設立、資本金35百万円の企業で、建築・土木用プレキャスト・コンクリート部材製作施工などを手掛ける。同社の製品は高強度鋼材と同じサプライチェーンにあり、互いの強みを活かした協業によって、生産効率の向上や新製品開発を実現し、グループ全体の企業価値向上を目指す。
株式取得は2回に分けて実行される予定で、第1次(4月10日予定)で35,000株、第2次(7月15日予定)で15,000株を取得する。取得後の議決権所有割合は83.3%となる。取得価額は株式が17億7500万円、アドバイザリー費用等が1億4000万円で合計約19億1500万円。ドーケンは2026年3月期第2四半期から連結対象会社となる予定である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)