
■6月末を基準日として実施、朝方の7%安から後場は0.4%安に
淀川製鋼所<5451>(東証プライム)は4月7日の後場、大きく値を戻す相場となり、朝方の7%安(355円安の4795円)から後場は13時過ぎに0.4%安(20円安の5130円)まで上げている。全体相場が「トランプ関税」によって急落している中で、正午に株式5分割を発表し、好感買いが優勢になっている。
2025年6月30日を基準日として、同日時点の株主の所有する普通株式を、1株につき5株の割合をもって分割するとした。投資単位を引き下げることにより、投資家にとってより投資しやすい環境を整えるとともに、株式の流動性の向上と投資家層のさらなる拡大を図る。100株保有している投資家は黙っていても500株を保有することになる。株価は理論上5分の1の値段になって売買再開となるが、投資家層の拡大による値上がり期待が広がる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)