TACが「生成AIパスポート」試験対策をeラーニングで提供開始、生成AIリテラシー習得へ
- 2025/4/10 14:25
- プレスリリース

■AI時代に企業が求められる“新たな教養”を人材育成に
公認会計士や税理士など、多くの国家資格や検定試験の受験指導を行う教育事業を展開するTAC<4319>(東証スタンダード)は4月10日、ビジネスにおける生成AIのリテラシーと正しい活用スキルを身につけるための人材育成ツールとして、eラーニングによる「生成AIパスポート」試験対策講座の提供を開始したと発表。
生成AIの急速な普及により、ビジネス現場では業務プロセスの効率化、顧客体験の向上、新たな価値の創出が進んでいる。独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が発表した『DX動向2024』によれば、AIの導入に前向きな企業は50%を超えており、生成AIの活用はもはや「一部の先進企業だけの取り組み」ではない。
一方、同調査では、「生成AIの効果やリスクに関する理解が不足している」(AI導入の課題として、調査対象企業の47.0%が回答)、「誤った回答を信じて業務に利用してしまう」(同41.6%)、「適切な利用ルールの整備が難しい」(同40.4%)といった課題も明らかになっている。企業が生成AIを安全かつ効果的に活用していくには、その前提となるリテラシーと基礎知識を備えた人材の育成が急務である。
こうした背景を踏まえ、TACは一般社団法人生成AI活用普及協会(以下「GUGA」)が実施する「生成AIパスポート」試験に注目し、企業における生成AI活用とその推進を支える人材の育成を目的として、eラーニングによる「生成AIパスポート」試験対策講座の提供を開始した。
【生成AIパスポートとは】
GUGAが提供する、AI初心者向けに設けられた生成AIリスク予防を目的とした資格試験である。AIを活用したコンテンツ生成の具体的な方法や事例に加え、企業のコンプライアンスに関わる個人情報保護、著作権侵害、商用利用可否といった注意点についても学ぶことができる。生成AIに関するリテラシーや、正しく活用するスキルが社会人の基礎的な能力として求められる今後の時代において、すべてのビジネスパーソンに適した資格である。
【TACが提供する法人向けコースについて】
生成AIパスポート試験対策Webコース(eラーニング)
・GUGA認定のプログラム
・試験シラバスに対応したオリジナルの講義スライドと動画による効率的な学習
・ポイントを押さえた約10時間の講義動画
・復習問題と模擬試験で理解を深め、合格を支援
・受講料:19,800円(税込)
法人・企業内での研修や、従業員の自己啓発を目的としたコンテンツとして最適である。
※個人向けのコースも「資格の学校TAC」にて開講している。
【今後の展開について】
TACは、企業や団体が抱える課題やニーズに即した研修プログラムを作成し、生成AI時代のDX推進に必要な人材の育成に貢献していく。また、多様な教育コンテンツを提供することで、人材育成の面から企業や団体の成長を支援し、経済および社会の発展に寄与していく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)