コスモエネルギーグループ、航空自衛隊ブルーインパルスに日本初の大規模生産による国産SAFを供給、万博展示飛行で実用化

■堺製油所で生産された持続可能な航空燃料が実用化へ

 コスモエネルギーホールディングス<5021>(東証プライム)グループのコスモ石油マーケティングは4月10日、航空自衛隊の「ブルーインパルス」に対し、国内初の大規模生産による国産SAF(持続可能な航空燃料)由来の環境価値を付与した航空燃料を関西国際空港で供給したと発表。ブルーインパルスは4月13日に大阪・関西万博の開幕イベントとして会場上空で展示飛行を行う予定で、これが国産SAFを利用した初のフライトとなる。

 このSAFは、NEDO助成事業として採択された取り組みにより実現し、コスモ石油、日揮ホールディングス<1963>(東証プライム)、レボインターナショナルの3社が設立した合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYが製造したものだ。製造プラントは万博会場に近い大阪府堺市のコスモ石油堺製油所内に位置している。

 コスモエネルギーグループは「2050年カーボンネットゼロ」を目指し、国産SAFの供給体制構築を進めてきた。サービスステーションでの廃食用油回収実証など、資源循環の取り組みも展開している。大阪・関西万博開幕日におけるこの飛行は、日本のSAF導入推進において象徴的な取り組みとなり、脱炭素社会実現に向けた機運向上の契機になると期待されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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