【株式市場】日経平均は396円高、トランプ関税の「例外品目」拡大への期待などで反発

◆日経平均は3万3982円36銭(396円78銭高)、TOPIXは2488.51ポイント(21.60ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は16億8974万株

 4月14日(月)後場の東京株式市場は、トランプ関税の「例外品目」がスマホや半導体製造装置のほかにも拡大するのではといった期待があり、日経平均は前引けより30円ほど高い559円高で始まり、中盤には前場の高値(740円高の3万4325円)に迫る場面があった。大引けはやや値を消したが、17日からとされる日米関税交渉に期待の強い様子だった。住友商事<8053>(東証プライム)など大手商社の一角が一段と上げ、太陽誘電<6976>(東証プライム)も一段ジリ高。武田薬<4502>(東証プライム)は前場の上げ幅を保って推移など薬品株も総じてしっかり。

 後場は、ウッドフレンズ<8886>(東証スタンダード)が長谷工コーポ<1808>(東証プライム)によるTOB(公開買付)を受け2日続けて買い気配のまま大引けにストップ高。アトラG<6029>(東証スタンダード)は後場寄り後に急伸急落し大引け間際にまた急伸と人工的な値動きで注目集まり、ソーシャルワイヤ<3929>(東証グロース)は14時過ぎから急伸してストップ高となり企業が定額制で利用できる新サブスクリプション型のインフルエンサーPRサービスなど材料のもよう。

 東証プライム市場の出来高概算は16億8974万株(前引けは8億254万株)、売買代金は3超8791億円(同1兆9169億円)。プライム上場1637銘柄のうち、値上がり銘柄数は1322(前引けは1505)銘柄、値下がり銘柄数は276(同115)銘柄。

 東証33業種別指数は29業種(前引けは32業種)が値上がりし、医薬品、その他製品、化学、食料品、、パルプ紙、情報通信、ゴム製品、陸運、倉庫運輸、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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