NISSOホールディングス、中部東海エリア強化、2社の子会社化で成長戦略を加速
- 2025/4/18 08:54
- IR企業情報

■自動車・半導体産業の集積地で圧倒的プレゼンスを構築へ
NISSOホールディングス<9332>(東証プライム)は4月17日、中部東海エリアに強い基盤を持つMan to Manホールディングス(本愛知県名古屋市)の完全子会社化と、警備業を展開するオールジャパンガードの子会社化を発表した。Man to Manホールディングスの株式は一部取得後に株式交換で完全子会社化する計画で、取得価額は約16億円。同社は製造系人材派遣事業を中心に中部東海エリアで強固な事業基盤を有し、とりわけ自動車・半導体業界に強みを持つ。
両社のリソースを統合することで、重要顧客内のシェア拡大や人材育成ノウハウの活用により、中部東海エリアでの圧倒的なプレゼンス確立を目指す。特に電気自動車(EV)の普及に向けた需要拡大が見込まれる地域での事業強化に重点を置く。さらに外国人材の活用やソフトウェア開発など、Man to Manグループの事業リソースと同社の新規事業を掛け合わせ、新たなビジネスチャンスの獲得を図る。
一方、55年の業歴を持つオールジャパンガード(愛知県名古屋市)の完全子会社化も同時に決定。同社は公共施設警備や交通警備を主力とし、長年にわたり安定した財務基盤を維持している。警備業は人手不足が深刻だが、NISSOホールディングスのリソースを活用し人材確保を強化することで持続的成長を目指す。これらの取り組みは「働く機会と希望を創出する」という同社のミッション実現の一環として位置付けられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)