まもなく、数寄屋橋界隈は、クリスマスや年末の多くの人出で大賑わいとなことだろう。今は、閑散としているが、日本一ともいわれる、「宝クジ売場」(写真)は、まもなく始まる年末ジャンボの売り出しで長蛇の列ができることだろう。
江戸城の外堀に架けられた数寄屋橋だが、今は埋め立てられてない。「真知子」と、「春樹」が半年ごとに数寄屋橋で逢う約束が、なかなか実現しないというラジオドラマ、菊田一夫作の「君の名」をなつかしく思い出す。しかし、「君の名」ではなく、数奇屋橋交番のすぐ近くには、石原裕次郎の唄った、「銀座の恋の物語」の歌詞が大理石の碑(写真)に刻まれて冬の鈍い陽に浮き出ていた。