
■「米穀事業において(中略)想定を上回る成果」
木徳神糧<2700>(東証スタンダード)は4月21日、一段高で始まり、取引開始後は5%高に迫る7750円(340円高)まで上げ、約1か月ぶりに年初来の高値を更新している。午前9時に業績予想の大幅な増額修正などを発表。「主力である米穀事業において(中略)想定を上回る成果が見込まれる」(発表リリースより)などとし、あらためてコメ高騰の寄与が注目されている。
2025年12月期の連結業績予想について、売上高は前回予想を6.5%上回る見込みに見直し、経常利益は同57.7%、親会社株主に帰属する当期純利益は同55.6%上回る見込みに見直した。「主力である米穀事業において、令和5年産米に続き令和6年産米の需給の不均衡が拡大するなか、強い需要に対応するため、安定的な調達と機動的な調達の両面に注力し、グループの総力を挙げて取引先への安定供給に努めた。原料価格の高騰に対して取引先との価格交渉を通じた転嫁を適時適切に進めることができた結果、想定を上回る成果が見込まれる」とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)