
■25年3月期は経常利益と当期純利益も黒字化の見込みに
三井住友建設<1821>(東証プライム)は4月22日の後場一段と強い値動きになり、14時にかけて507円(20円高)まで上げ、2日続けて年初来の高値を更新している。昨21日の13時に発表した2025年3月期の連結業績予想の大幅な増額修正が引き続き好感され、2021年11月以来の500円台に進んでいる。為替差損の減少も寄与としたため、最近の円高により今期一段の差損改善も期待されている。
25年3月期の連結営業利益予想は、売上高が2月に開示した前回予想を1.1%上回る見込みに見直し、営業利益は前回予想の3倍の見込みに、経常利益と当期純利益は黒字に転換する見込みに見直した。主に建築工事における採算回復、過年度に計上した貸倒引当金の戻入等による一般管理費の減少などが寄与したほか、1月以降、一方的な円安が反転してきている中で為替差損の減少による営業外損益の改善も進んだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)