CTCがマルチAIエージェント構築支援サービスを開始、複数AIの協調による業務効率化を実現

■会議スケジュール調整エージェントを先行開発、AIが人間に代わり最適日時を確定

 伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループの伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は4月21日、複数のAIエージェントが相互に交渉・協調しながら複雑な業務を実行するマルチAIエージェント構築支援サービスを開始すると発表。このサービスでは、顧客の課題に対応したAIエージェントを作成し、業務効率化を促進する。CTCは2026年度末までに生成AIを含む高度AIビジネスで500億円の売上を目指している。

 マルチAIエージェントは、AIエージェント同士が連携して業務を遂行する仕組みである。CTCは株式会社Sapeetと共同でこれを開発し、サービス開始に先立ち、会議の主催者と参加者の予定を自動調整するスケジュール調整エージェントを開発した。このエージェントはグループウェアや参加者の専属エージェントと連携し、AI同士が人間に代わって交渉を行うことで調整時間の大幅削減が期待できる。

 CTCは2023年から「LLMエコシステム」を提供しており、サービスラインアップの拡充とエコパートナーとのアライアンスを通じて生成AI関連サービスを強化している。今後も継続的なサービス拡充とパートナーシップ強化により、多様化する顧客ニーズに応えていく方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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