ブレインズテクノロジー、AI作業分析技術の特許取得、指導ポイントの自動特定で教育効率化

■作業動画の差異を自動分析し教育プロセスを効率化

 ブレインズテクノロジー<4075>(東証グロース)は4月22日、AI異常検知ソリューション「Impulse」の作業分析機能拡張技術に関する特許を取得したと発表。この技術は、作業動画の差異を自動分析し、教育・改善ポイントを動作レベルで特定することができる。従来は教育担当者が手作業で作業動画を比較して改善点を特定していたが、新技術により作業者の体の各部位の動きを数値データとして抽出・比較し、問題箇所を自動で特定できるようになった。

 特許取得技術の具体的な効果として、標準作業と異なる体の部位を自動で特定し、動作の差が最も顕著に現れる時間帯を特定できるようになった。これにより教育担当者の負担が軽減され、客観的かつ定量的に改善指示を出せるようになる。特許番号は第7649416号で、発明名称は「プログラム、情報処理装置、及び方法」、出願人はブレインズテクノロジー株式会社と株式会社豊田自動織機である。

 「Impulse」は生産活動に関わる複雑で膨大なデータを駆使し、AI技術により閾値ベースの管理では発見できない異常を検出するソリューションである。2014年のリリース以降、機械や設備の故障予兆検知、不良品の検出、作業工程の分析・改善を支援するため、実際の現場で35,000を超えるAIモデルが稼働している。この特許技術は「Impulse」の作業分析アプリケーションを導入することで活用可能である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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