
■富士フイルムのバイオ医薬品子会社が米リジェネロン社から10年間受託
富士フイルムHD(富士フイルムホールディングス)<4901>(東証プライム)は4月23日、買い気配を上げて始まり、取引開始から18分を経過した午前9時18分に13%高の3026.0円(350円高)で始値がついた。22日午後、富士フイルムのバイオ医薬品子会社が「30億ドル超のバイオ医薬品製造契約を締結」と発表、買い材料視されている。
発表によると、バイオ医薬品の開発・製造受託などを行うフジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ(FUJIFILM Diosynth Biotechnologies)が、世界的なバイオ医薬品企業Regeneron Pharmaceuticals, Inc.(リジェネロン ファーマスーティカルズ)と、総額30億ドル超のバイオ医薬品の製造契約を締結した。リジェネロンの抗体医薬品の製造を10年間にわたり受託する。製造は、今年本格稼働を予定している米国新拠点(ノースカロライナ州ホーリースプリングス市)で行う。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)