
■2025年10月1日出荷分より実施との発表に注目集まる
コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス<2579>(東証プライム)は4月23日、次第高となり、午前10時にかけては6%高の2720.5円(150.5円高)前後で売買され、年初来の高値を更新している。22日付で「価格改定のお知らせ」を発表したことなどが買い材料視され、2020年2月以来の2700円台に進んでいる。「コーヒー製品は1本あたり+20~30円、その他製品は+20円、それぞれメーカー希望小売価格を改定」し、2025年10月1日出荷分より実施するとした。
同社の業績はこれまで好調だが、発表によると、原材料、資材、エネルギー価格の高騰や為替相場の変動による影響が長期化し、経費削減などに最大限に努めてきたが、企業努力のみで吸収することが困難な状況になっているもよう。2月に開示した第3四半期決算では2024年12月期の親会社株主に帰属する当期利益(連結)の予想を110億円(前期比50.5%増)とし、18年12月期以来、6期ぶりに最高を更新する見込みの数字を出している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)