塩野義製薬<4507>(東1・売買単位100株)は18日の取引開始後に3.0%高の5590円(165円高)まで上げ、約3ヵ月ぶりに上場来の高値を更新した。ここ数日の会社側IR発表は特段ないが、10月下旬に発表した四半期決算が好調で3月通期の業績予想を増額修正し、この直後からジリ高基調を強めているため、信用取引で売り建てている投資家がこらえきれずに買い戻してきた面が少なからずあるようだ。PERは30倍に乗るが、会社四季報(東洋経済新報社)などで比較会社とされる大日本住友製薬<4506>(東1)は同29倍前後のため現実面で割高感は感じないようだ。