◆日経平均の前引けは1万9785円73銭(155円10銭高)、TOPIXは1595.56ポイント(9.45ポイント高)、出来高概算(東証1部)は9億7282万株
18日前場の東京株式市場は、欧州株式が堅調だったため、パリで発生した同時多発テロの不安感が一段と後退し、円安基調の再燃もあり日経平均は取引開始後に一時209円37銭高(1万9840円ちょうど)まで上げて9月以降の回復相場の高値を更新した。主な株価指数では東証2部指数のみ軟調となった。
シャープ<6753>(東1)は今世紀に入っての安値を更新したが、業績の好調なアルプス電気<6770>(東1)や塩野義製薬<4507>(東1)などが高くアパマンショップホールディングス<8889>(東1)も高い。ユニオンツール<6278>(東1)は総還元性向を100%以上にすると伝えられて一時ストップ高。地盤ネットホールディングス<6072>(東マ)は地盤検査の新サービスが好感されて急伸し、アイサンテクノロジー<4667>(JQS)は自動運転技術などに期待とされて出直り拡大。
東証1部の出来高概算は9億7282万株、売買代金は1兆956億円。1部上場1914柄のうち、値上がり銘柄数は1055銘柄、値下がり銘柄数は704銘柄。27業種となり、値上がり率上位の業種は、不動産、その他金融、小売り、陸運、医薬品、非鉄金属、空運、食料品などとなっている。