■3月の調査では一人平均約500枚もの写真がスマホに保存されている結果が
富士フイルムホールディングス<4901>(東1・売買単位100株)は18日、スマートフォンに保存された写真の中から、見たい写真を簡単に検索できる写真検索アプリ「写真をmikke(ミッケ)」を開発し、11月18日から「iOS」版を「App Store」で提供開始したと発表した(無料)。株価終値は4951円(12円安)だった。
発表によると、同社が平成27年3月に10~50代の男女1000名を対象に調べた結果では、スマホの急速な普及により、最近では、一人あたり平均約500枚もの写真がスマホに保存されている。これにつれて、見たい写真の検索に多くの時間と手間がかかるようになってきている。
今回新たに開発した写真検索アプリ「写真をmikke(ミッケ)」は、インストールし起動すると、スマホ内に保存されている全画像データが当社独自の画像解析技術により解析され、「人」、「ペット」、「アウトドア」、「夜景」といった被写体や撮影シーンに応じて9つのグループに自動的に分類される。さらに、人物写真については、写真に写っているすべての人の顔が個別に認識され、人物ごとにも分類される。
探したい写真は「タグ検索」「人物検索」「複合検索」などのほか、記憶を手繰るように検索する「感性検索」など、さまざまな切り口で簡単に検索できる。大量の写真の分類、整理、管理も一元化でき、Eメールでの送信やTwitter、FacebookなどのSNSに直接投稿することもできる。来年1月には、店頭プリント受付機へWi-Fiで簡単に転送できる通信機能を追加する予定であるほか、課金制の新たな機能も加わる予定だ。