【狙い場・買い場】平山、上場後4カ月経過で出直り体制整う、底値水準で好利回り確定の魅力から中期買い場
平山<7781>(JQ・売買単位100株)は新規上場して4カ月が経過した。業績はよく、とくに好利回りから中期投資での仕込み場を迎えているとみられる。
<株価の歩みと位置>
今年7月10日の上場初日に2758円でスタート、当日に2783円まで値を上げた。その後は調整相場で、特に、週足チャートでみれば8本の内、陰線7本を交える急落でチャイナショック相場で8月25日に1388円まで下げた。その後は日足で25日線を上回り1880円(10月7日)まで戻している。直近の1500円前後は上場後の高値に対しほぼ5合目水準である。
<注目理由>
7月の上場後、4カ月を経過し上場時シコリ株はほぼ一掃されたとみられる。下げ率でも5割超下げたことで新規上場銘柄の調整率とほぼ一致することから値幅の調整でも一巡したとみられる。
とくに、足元の日足チャートは8月安値に対し、「二番底」を形成の展開でチャート面でも注目できる。
業績は好調。製造業の構内請負、派遣、人材紹介を手掛け人手不足を背景に事業環境よく、16年6月期は2ケタの増収、増益見通し。1株利益は150.0円、配当期末一括の37.34円(前期35.22円)の見通し。
<買い水準・目標水準>
配当までは半年先だが足元の1500円前後で取得すれば利回りは2.48%で確定する。しかも、チャート二番底、好業績で株価反発も十分に予想され値上がり益の妙味も加わるとみていい。
下値水準の1500円は中期好買い場とみていいが、8月安値に接近する場面で買えれば申し分ない。一気に7月高値2783円は無理だろうが、2200円前後のフシまでは比較的早く戻すものとみられる。