【株式市場】NY急騰など好感し日経平均は戻り高値に進み新規上場2銘柄は買い気配
◆日経平均の前引けは1万9925円68銭(276円50銭高)、TOPIXは1606.15ポイント(19.62ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億5487万株
19日前場の東京株式市場は、米国のFOMC議事録公開などによって利上げがマイルドなものになるとの見方が広がり、NY株式の247ドル高などが好感され、日経平均は10時過ぎに309円88銭高(1万9959円06銭)まで上げて8月20日以来の水準を回復した。TOPIXも8月20日以来の1600ポイント台回復となった。日経平均の前引けは276円50銭高の1万9925円68銭。主な株価指数はすべて高い。
大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>(東1)が昨日開催のアナリスト向け決算説明会などを契機に急伸し、三菱倉庫<9301>(東1)はモルガンスタンレーMUFG証券による投資判断の引き上げなどが言われて上げ、婚活サイトなどのIBJ<6071>(東1)は引き続き四半期決算を好感して連日上昇。アプリックスIPホールディングス<3727>(東マ)は米社への新製品供給など好感しストップ高。セルシード<7776>(JQG)は再生医療に対する国の姿勢が積極化とされて急伸。
本日は新規上場が2銘柄あり、ロゼッタ<6182>(東マ・売買単位100株)はAI(人工知能)技術を活用した自動翻訳サービスなどを行い、公開価格は695円。前場は買い気配のまま公開価格を71%上回る1185円の買い気配となり、まだ売買が成立していない。
あんしん保証<7183>(東マ・売買単位100株)は賃貸住宅の家賃保証などを行い、公開価格は1460円。前場は買い気配のまま公開価格を70%上回る2482円となり、まだ初値がついていない。
東証1部の出来高概算は10億5487万株、売買代金は1兆2021億円。1部上場1914柄のうち、値上がり銘柄数は1516銘柄、値下がり銘柄数は273銘柄。
また、東証33業種別指数は全業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、倉庫・運輸、鉄鋼、非鉄金属、金属製品、その他金融、などとなった。