【狙い場・買い場】ケンコーマヨネーズ、中間期の利益進捗率高く上振れの可能性大、株価高値圏堅調
ケンコーマヨネーズ<2915>(東1・売買単位100株)は今年貼るに上場来高値をつけ、その後も高値圏で」頑強だ。9月中間期での利益進捗率高く通期の業績上振れの可能性もある。
<株価の歩みと位置>
長期の月足では東証1部指定替の2012年3月の650円前後から快調な上値追いの展開である。中期的視点では15年1月に週足の大陽線を出して以降、ほぼ1650円を挟んだモミ合いが続いている。途中、15年4月に1793円の年初来高値と同時に上場来高値をつけている。 足元では、8月の中国安相場で1470円と瞬間下げたが、すぐに引き戻して現在1600円台で底堅く推移している。高値に対しては約9号目水準である。
<注目理由>
株価が高値圏で堅調なことから買方の回転の効いていることがある。主力の業務用マヨネーズに加え惣菜強化で業績の好調なこともある。15年3月期は3年前比較で営業利秋は約40%の増益、この間、1株利益も72.4円から115.6円に向上、配当も年23円としている。 16年3月期の営業利益は1.6%増の30億5000万円の見通しだが、このほど発表の第2四半期において前年同期比31.0%の大幅増益を達成、進捗率は約60%に達している。下期需要期とみられることから通期利益の上振れはまず間違いないとみていいだろう。すでに、配当を2円増配の年25円で発表していることも自信の表れとみることができる。現時点の予想1株利益は124.5円。
<買い水準・目標水準>
25日線(1640円)まで下げたところで買えればチャート的には理想的だが、マーケットでの物色が東証1部で好業績の小型銘柄を狙う動きのあることから25日線までは押さない可能性が強い。去る11日の瞬間安値1665円どころが狙える位置だろう。 上値の目安は短期的には4月の高値1793円が目標だろう。ただ、中期的には今期の業績増額の可能性があり、その場合は2000円を窺う展開も予想されそうだ。