【狙い場・買い場】トリケミカル研究所は9月中間期2.2倍増益、通期でも8割増益、株価は6月高値から調整中

狙い場・買い場

トリケミカル研究所<4369>(JQS)は、ミニゴールデンクロスを示現。好業績予想の割安銘柄として注目したい。同社は、半導体用材料、光ファイバー用材料、太陽電池用材料、化合物半導体用材料、触媒、特殊試薬など製造・開発を行っている。好調な情報携帯端末向け半導体製造用材料を中心に、生産体制の強化に取り組んでいるほか、中国、台湾等の東アジアを中心に事業の拡大を図っている。また、経費削減に取り組むとともに、製造工程の見直し等を中心に、生産の効率化や全社的な合理化施策等により収益の向上を図っている。

今2016年1月期・第2四半期業績実績は、売上高が25億1500万円(前年同期比30.8%増)、営業利益が4億0100万円(同2.2倍)、経常利益が4億1600万円(同2.4倍)、純利益が2億6600万円(同2.5倍)に着地。

通期業績予想は、売上高が49億500万円(前期比20.6%増)、営業利益が6億4000万円(同82.3%増)、経常利益が6億4500万円(同51.4%増)、純利益が4億1000万円(同13.7%増)と続伸する見通し。年間配当は6円を予定している。

株価は、6月2日に年初来高値829円、7月16日高値822円と買い直された後、から8月25日安値531円と調整。その後、11月5日安値520円と下げて上昇。JSRとの資本業務提携解消に伴う株式売り出しによる需給悪化を織り込んだ感はある。2018年1月期を最終年度とする中期経営計画は営業利益で8億6000万円目標を掲げ、先端産業に向けた化学材料、東アジアの販売体制の強化に取り組んでおり、中長期的な成長が見込まれる。今期予想PER10倍と割安感があり、押し目は買い妙味が膨らみそうだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  2. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  3. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  4. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  5. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  6. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る