シャープ<6753>(東1・売買単位100株)は24日、取引開始後に約4%高の137円(5円高)まで上げ、前週末までの2日続伸に続き出直りを強める始まりとなった。さる18日には今世紀(2000年)に入って最安値の119円まで下げたが、その後は官民ファンドの産業革新機構がルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)の再生一巡につき保有株を売却する意向と伝えられた中で、同機構がシャープを支援する観測などが広がり、がぜん見直し買いが入る展開になっている。信用売り残が膨大で逆日歩が発生するため買い戻しが入りやすい状態とされ、このまま株価が強い場合は買い戻しの買い注文が増加して上げ相場を増幅するとの期待が出ている。