【チャート診断】三菱商事は高利回り、低PERを背景に中期08年の3950円目指す展開へ、値動きに軽さ増す

チャート診断

三菱商事<8058>(東1・買売単位100株)は22日(月)、34円高の2180円と買われ、25日線(2205円)に接近となっている。

チャートでは9月26日に2356円の年初来高値をつけ10月に1942円と急落、その後、11月に2327円と戻したが、これが9月高値に対する二番天井となっている。当面は二番天井抜けがポイントとなる。

ただ、2013年5月の天井の時のようなシコリ感はないとみていい。しかも、昨年と今年の同社株相場の大きい違いは1週間当りの値動きが大きくなっていることだ。値動きが軽いため短期マネーが介入しやすくなっている。

2015年3月期の1株利益は246.0円、配当は2円増配の年70円の見通し。「地球環境・インフラ事業」、「新産業金融事業」、「エネルギー事業」、「金属事業」、「機械事業」、「化学品」、「生活産業事業」などが揃って堅調。

利回り3.2%、PER8.8倍と指標は割安が目立つ。9月高値2356円抜けには、しばらく時間は掛かりそうだが、日経平均の上値追いで割安感がいっそう強まり新春相場で期待できそうだ。
とくに、高値更新となれば「月足」チャートが好いだけに来年は2008年の3950円を目指す可能性はありそうだ。

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