【株式評論家の視点】ビューティガレージは業界最大級のプロ向け美容オンラインショップ展開、今期24%増益

株式評論家の視点

ビューティガレージ<3180>(東マ)は、理美容機器のインターネット販売事業からスタート。中古機器のリサイクルや新品を含めたオンラインでの販売は「サロン開業における初期コストを劇的に下げられる」と、独立開業を目指す多くの顧客に支持され、現在では60万超アイテムを扱う日本最大級のプロ向け美容商材のオンラインショップ&ショールームに成長している。

会員数24万超(2015年5月末時点)を誇る美容業界最大級のインターネット卸サイト「BEAUTY GARAGE Online Shop」と、年に数回発行されるカタログ通販誌「BG STYLE」、そして全国9か所のショールーム店舗を通じた対面販売という、ネットとリアルを連携融合した販売スタイルにて、ビューティサロンに必要なありとあらゆる美容商材を提供している。

周辺ソリューション事業として、ビューティサロンを開業するオーナーに対しては、居抜き不動産物件の仲介、開業資金の調達支援、サロン内装のデザイン・設計・施工監理、サロンスタッフの人材紹介などのほか、開業後のオーナーに対しては、サロンIT化の為のシステム導入、クレジットカード決済端末の導入、サロン向け保険、Web制作や広告プロモーション、セミナー・スクール運営やe-ラーニング等の教育事業といった幅広いサービスを用意し、理想のサロン創りのサポートをしている。

今2016年4月期・第2四半期業績予想は、売上高が41億7100万円(前年同期比18.7%増)、営業利益が1億8200万円(同3.4%増)、経常利益が1億8400万円(同0.5%増)、純利益が1億1700万円(同3.4%増)を見込む。

通期業績予想は、売上高が84億8800万円(前年同期比16.7%増)、営業利益が4億6700万円(同24.3%増)、経常利益が4億5800万円(同17.0%増)、純利益が3億0100万円(同21.2%増)を見込む。期末配当は実施する予定(前期は24円を実施)だが、金額は未定としている。

株価は、6月9日につけた分割後の高値1470円から8月24日に分割後の安値741円と調整。その後、800円どころで下値を固め11月2日高値988円と上昇。25日移動平均線をサポートラインにモミ合っている。昨年12月に実施したスマートフォン向けサイトの全面リニューアルに続き、本年6月にはスマートフォン向け発注アプリ「スマート発注」をリリースし、モバイルによる発注が増加したこと等が寄与し、第1四半期営業利益は前年同期比30.5%増と好調に推移しており、12月7日に予定される第2四半期決算の発表に期待は持てる。ここからの押し目は待ち伏せ買い妙味が膨らみそうだ。(株式評論家&アナリスト・信濃川)

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