【株式市場】材料株の売買活発で欧米市場に強い銘柄も高く日経平均は5日続伸
◆日経平均の終値は1万9924円89銭(45円08銭高)、TOPIXは1605.94ポイント(2.76ポイント高)、出来高概算(東証1部)は20億6209万株
24日後場の東京株式市場は、米国の7~9月GDP改定値や11月消費者信頼感指数が夜に判明するため期待と様子見が分かれる雰囲気だったが、ソニー<6758>(東1)やマツダ<7261>(東1)など北米市場、欧州市場に強い銘柄が堅調なため、日経平均は14時30分にかけて本日の高値になる74円19銭高(1万9954円ちょうど)まで上げて5日続伸となった。主な株価指数はすべて高い。
後場は季節性のあるリンナイ<5947>(東1)が高値更新の幅を広げ、欧米の大手製薬の合併報道を受けて薬品株に思惑買いが波及。また、パイオニア<6773>(東1)が自動運転技術などで後場も高値を更新して推移し、関連株物色がパスコ<9232>(東1)などの地図測量株にも広がった。象印マホービン<7965>(東2)はゴールドマン・サックス証券が投資判断を強めて目標株価2500円と伝わり出直りを強め、CRI・ミドルウェア<3698>(東マ)は中国市場での本格展開などが好感されて出直り、アパマンショップホールディングス<8889>(JQS)は「民泊」や短期・中期の賃貸への参入が好感されてストップ高。
ロゼッタ<6182>(東マ)は上場3日目で公開価格695円の5.3倍の3705円で売買が成立して初値がつき、高値は4405円、終値は3850円。
東証1部の出来高概算は20億6209万株(前引けは9億6692万株)、売買代金は2兆2809億円(同1兆681億円)。1部上場1917柄のうち、値上がり銘柄数は1236(同924)銘柄、値下がり銘柄数は554(同847)銘柄。
また、東証33業種別指数は22業種(前引けは13業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、金属製品、建設、医薬品、サービス、小売り、海運、機械、化学などとなった。