◆日経平均の終値は1万9822円15銭(102円74銭安)、TOPIXは1594.31ポイント(11.63ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億6144万株
25日後場の東京株式市場は、引き続きトルコ軍によるロシア軍機の撃墜事件を受けて国際緊張への懸念が漂い、ソニー<6758>(東1)などの国際企業が軟調な半面、鉄鋼株や資源株は堅調に推移。材料株を選別物色する動きが強まり、日経平均は13時にかけて138円36銭安(1万9786円53銭)まで軟化し、本日の安値をつけた。大引けも軟調で6日ぶりに反落した。ただ、材料株に資金が集まり、東証2部指数やマザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。
材料株が幅広く物色され、ドリームインキュベータ<4310>(東1)が出資先のロゼッタ<6182>(東マ・11月19日上場)のストップ高を好感して後場一段堅調となり、日本管理センター<3276>(東1)も「民泊」の来年解禁期待などで一段強張った。Jストリーム<4308>(東マ)は映像資産のデジタル保存管理システム発表などが言われてストップ高となり、アンドール<4640>(JQS)は最新の汎用CADシステム発表などが好感されてストップ高。
東証1部の出来高概算は20億765万株(前引けは10億6144万株)、売買代金は2兆1891億円(同1兆634億円)。1部上場1918柄のうち、値上がり銘柄数は518(同480)銘柄、値下がり銘柄数は1294(同1307)銘柄。
また、東証33業種別指数で値上がりした業種は6業種(前引けは7業種)となり、電力・ガス、鉱業、石油・石炭、鉄鋼、非鉄金属、繊維製品となった。