プラマテルズ<2714>(JQ・売買単位100株)は25日線を下値サポートとして頑強にモミ合っている。高値は今年7月で、日柄的にそろそろ出番を迎えるタインミング。好利回り、低PERから注目できる。
<株価の歩みと位置>
14年1月の385円からほぼ右肩上がりの相場を展開、15年7月に538円まで値を上げ調整入りしている。8月のチャイナショックでは442円まで下げたが、瞬間安で週足チャートでは、長い下ヒゲ足の下値確認の形となった。26週線は上抜くことはできていないが、7月高値から4カ月が経過し調整の進んでいることから26週線抜けは近そうである。足元の480円前後は高値に対し約9合目という水準である。
<注目理由>
紹介の通りチャートの好いことがある。さらに、指標的に割安ということがある。双日系の合成樹脂専門の商社で高機能樹脂に強く、メーカーと共に製品開発に取り組み自動車、光学、医療、化粧関係など需要先は多岐にわらり業績の安定度は抜群。
9月中間期では営業利益が前年同期比9.2%増の4億2400万円と好調、今3月期通期予想の営業利益8億2000万円に対する進捗率は51.7%とよく通期上振れの可能性を含んでいる。
現時点での1株利益は57.3円、配当は1円増配の年16円の見通し。利回りは3.3%、PERは8.4倍と利回りPERとも割安である。
<買い水準&目標水準>
日足25日線を10月19日以降、上回って推移していることから25日線(480円)前後が買いの目安となろう。仮に、全般安で下げる場面があったとしても好内容からナンピン買いが可能といえる。
一方、上値の目安としては、先ず7月の高値538円が目標だろう。中長期的には2007年高値610円を目指しているものとみていいだろう。とくに、3月期決算が接近し利益の上振れの期待が膨らめば上げ足を速める可能性がありそうだ。ただ、商いの薄い点がやや難点で指値買いがよいだろう。