◆日経平均の終値は1万9944円41銭(96円83銭高)、TOPIXは1602.32ポイント(7.65ポイント高)、出来高概算(東証1部)は18億6827万株
26日後場の東京株式市場は、米国時間26日のNY市場が感謝祭で休場になり、翌日はブラックフライデーで短縮取引のため様子見気分が強まり、北米市場の割合が高い富士重工業<7270>(東1)などは高かったものの、日経平均は前場の高値1万9992円44銭(144円86銭高)を抜けずに一進一退となった。ただ、2日ぶりに8~9月以降の回復相場の高値を更新した。主な株価指数はすべて高い。
米アップル社がアイフォーンなどに有機ELパネルを採用と伝えられ、素材などを手がける保土谷化学工業<4112>(東1)やケミプロ化成<4960>(東2)がストップ高となり、関連株も活況高。旭化成<3407>(東1)や三井住友建設<1821>(東1)が出直りを強め、雪印メグミルク<2270>(東1)はバター値上げ期待などが言われて高値を更新。駐車場綜合研究所<3251>(東マ)はMBO(経営陣による買収)で急伸し、フューチャーベンチャーキャピタル<8462>(JQS)は地方創生政策に乗ることなどを材料に需給相場に発展とされて2006年以来の高値を更新。
東証1部の出来高概算は18億6827万株(前引けは9億4954万株)、売買代金は2兆739億円(同9840億円)。1部上場1918柄のうち、値上がり銘柄数は1064(同1073)銘柄、値下がり銘柄数は712(同701)銘柄。
また、東証33業種別指数は28業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、建設、情報・通信、その他金融、輸送用機器、非鉄金属、水産・農林、小売り、精密機器、保険、医薬品、などだった。