■上げ潮になれば満つるまで続くごとく相場も上げ続ける
満潮に向かえば、現れていた干潟が海水ですっぽりと覆われてしまうように相場も底打ちから反転上昇に向かえば、悪材料を包み込んで上げるところまで上げるものです。
今回、15年8月の中国ショック安値からの反転相場も中国経済減速の懸念は残っているものの、満ち潮のごとく着実に上昇に向かっています。ただ、海の潮の場合は前回と比べて満潮の目安がつきますが、相場の場合はどこが満潮か、即ち、どこが天井かが毎回、違うところに難しさがあります。
一つのヒントとしては、引いては返す潮の波頭が徐々に足元まで届かなくなったときが満潮の頂点と同じように株価の波頭(上値)が徐々に押さえられてきたら注意するところに来ていると判断することができます。大切なことは、「自然」も「株価」も日々、ウォッチを欠かさないことのようです。