【話題株】「ストレスチェック法」12月施行でデータホライゾンなど動意、生活習慣病に対応する食事宅配のファンデリーなど関連株探しが活発
12月1日、改正労働安全衛生法が施行され、従業員50人以上の企業に「ココロの健康」のバロメーターとして「ストレスチェック」が義務付けられる。前週後半には、東京商工会議所が栄養バランスのとれた食事や正しい枕の選び方などを体験するヘルスツアーを開催すると伝えられ、生活習慣病に対応する健康食の宅配などを展開するファンデリー<3137>(東マ・売買単位100株)が11月30日までで6日続伸となるなど、ビジネスチャンスの広がりそうな銘柄が動意を強めた。恩恵を受ける銘柄は少なくないようだ。関連株探しが活発化している。
同法の施行によって、メンタルヘルス関連サービスビジネスの市場規模は150億円に達するとの試算もあると11月27日付の日本経済新聞は伝えた。ファンデリーの株価は8月、9月の600円前後を下値に出直り基調が続いており、30日までで6日続伸ではあるものの急騰感や過熱感は感じられず、動き始めたばかりの印象すらある。業績は連続最高益の見込みだ。
また、11月30日には医療関連情報などのデータホライゾン<3628>(東マ・売買単位100株)が150円高の1028円まで上げてストップ高となり、約17%高で東証マザーズの値上がり率トップとなった。こちらは2016年3月期に久々の完全黒字化となる見込みで、業績回復を本格的に映し出し始めた可能性がありそうだ。
ストレス発散を兼ねた健康管理なら、スポーツクラブのコナミホールディングス<9766>(東1)、アコーディア・ゴルフ<2131>(東1)などのほか、日本スキー場開発<6040>(東マ)などが思い浮かぶほか、思わぬ連想で動意づく銘柄が出てくる可能性がありそうだ。焼酎のオエノンホールディングス<2533>(東1)も「百薬の長」ではある。