日本アジアグループ:再生可能エネルギー「第二の柱」に小水力発電を強化!
- 2014/12/24 10:14
- IR企業情報
■マイクロ水力発電システムの先駆け「シーベル社」へ資本参加
グリーン・コミュニティの実現を目指す日本アジアグループ<3751>(東マ)は、再生可能エネルギー事業の「第二の柱」として、小水力発電事業を強化するため、水流を利用し超低落差型マイクロ水力発電システムの実用化を世界に先駆けて成功させ、アジア・アフリカ各国へグローバルに事業を展開しているシーベルインターナショナル株式会社(シーベル社:東京都千代田区、代表:海野 裕二)への資本参加を決めた。
世界全体の中小水力の潜在発電力は150GW~200GWであるが、開発されたものは5%に過ぎないといわれ、日本国内でも農水省が水利権手続きの簡素化や、2016年度までに全国約1000地域で小水力発電計画に着手する目標を設定している。
同グループは、こうした市場環境の追い風を背景に事業展開が可能であり、シーベル社が保有する『流水式(超低落差型)小水力発電装置スモールハイドロストリーム(「スモールハイドロストリーム」)』などの製品群や再生可能エネルギー事業の豊富な実績が、グループの成長に期待できると判断し資本参加を決めた。
同社グループはFIT(固定価格買取制度)のスタート前(2009年)から、再生可能エネルギー事業に注力し、現在では日本国内に23箇所の太陽光発電所を保有している。
■国内外で「技術力と金融力の融合」で異なるニーズに応え、安心・安全なまちづくりに貢献
同グループは、「小水力発電事業は、当社グループの再生可能エネルギー事業の『第二の柱』として、日本国内だけでなくアジアをはじめとする海外に向け、技術力と金融力の融合による安心で安全なまちづくり、エネルギーの自立など地域ごとに異なるニーズにお応えしてまいります。その第一弾として、再生可能エネルギー事業に関するコンサルティング、OEM など新たな分野への進出、新たなパートナー企業との提携などの生産体制の強化、販売網の拡大を進め、当グループのミッションである「Save the Earth, Make Communities Green」を目指し事業の拡大を推進してまいります。」と話している。
【スモールハイドロストリーム】
本システムは、シーベル社の研究開発で発明された流水式の小水力発電システムで、落差を利用する従来のシステムと異なり、落差が無い水路、3m 以下の低落差水路で最適化されたシステム。
「特徴」として、・従来の水力発電では難しい超低落差の水路(農業用水路、上下水道、工場排水等)にも設置可能。・既存水路の改変不要、土木、設置工事が容易、安価など、工事期間も3日間程度と短い。・分散型の電源インフラとしても機能。災害等の非常時には緊急電源としても転用可能。・徹底した標準化とユニット化で低コスト化を実現。地元企業でも保守メンテナンスが可能なシンプルな設備。