大塚ホールディングス<4578>(東1・売買単位100株)は2日の後場、一段強含む始まりとなり、4314円(142円高)まで上げて出直り幅を広げている。直接的な手掛かり材料としては、メリルインチ日本証券が目標株価を従来の5000円から5200円に引き上げたもようと伝えられたほか、グループの大塚製薬が1日付で「ポカリスエット」のカンボジア展開を発表し、11月26日付では同じく大鵬薬品工業が新規抗悪性腫瘍剤「ヨンデリス点滴静注用」の薬価収載を発表したことなどが期待材料との見方が出ている。
今年の相場は8月に4774円まで上げた後、主力薬の特許切れの影響や中国株の波乱を受けた全体相場の急落などが不透明要因になり3700円台まで下押した。しかし、10月以降は回復基調を見せており、好材料画出たときの反応が強まってきたとの見方がある。12月は材料株が次々と動意づく「師走相場「モチつき相場」の期待があり、年内に一段高の可能性はありそうだ。