◆日経平均の終値は1万9938円13銭(74円27銭安)、TOPIXは1602.26ポイント(0.31ポイント高)、出来高概算(東証1部)は18億9807万株
2日後場の東京株式市場は、円相場が次第に1ドル123円台に入る円安再燃となったが、深夜には米FRBイエレン議長の講演や地区連銀経済報告があるため様子見姿勢があり、日経平均は50円安の1万9960円前後で小動きとなった。昨日の約3ヵ月半ぶりの2万円回復から小反落。ただ、TOPIXは前場に続いて堅調で、マザーズ指数、日経JASDAQ平均なども高い。
後場は、大成建設<1801>(東1)が4%高など、引き続き建設株が新国立競技場の財源について国と東京都の協議が決着したことなどが好感されて高く、メディカルシステムネットワーク<4350>(東1)は30日発表の四半期決算などが好感されて高い。ユーグレナ<2931>(東1)は微細藻類によるバイオジェット機燃料の実証プラント建設やで2020年のジェット機飛行計画に期待が強まり急伸。引き続き有機EL関連株のケミプロ化成<4960>(東2)や倉元製作所<5216>(JQS)などが上げ、オンコリスバイオファーマ<4588>(東マ)は「テロメスキャン」の米国展開などが材料視されてストップ高。
東証1部の出来高概算は18億9807万株(前引けは9億7359万株)、売買代金は2兆3057億円(同1兆9822億円)。1部上場1921銘柄のうち、値上がり銘柄数は873(同897)銘柄、値下がり銘柄数は885(同832)銘柄。
また、東証33業種別指数で値上がりした業種は16業種(前引けは19業種)となり、値上がり率上位は建設、水産・農林、情報・通信、空運、空運、電力・ガス、その他金融、医薬品、などとなった。