【株式市場】NY株安く日経平均は軟調だがマザーズ指数など高く新規上場株は買い気配
◆日経平均の前引けは1万9894円84銭(43円29銭安)、TOPIXは1598.83ポイント(3.43ポイント高)、出来高概算(東証1部)は9億4999万株
3日前場の東京株式市場は、NY株の158ドル安などを受けてトヨタ自動車<7203>(東1)などが小安くなり、10時半頃に始まった中国株も反落模様のため気勢が上がらず、日経平均は11時頃に75円39銭安(1万9862円74銭)まで軟化する場面があった。ただ、為替は円安基調のため底堅く、前引けは43円29銭安(1万9894円84銭)だった。一方、東証マザーズ指数や日経JASDAQ平均は高い。
NY原油の1バレル40ドル割れなどが言われて日本航空<9201>(東1)が堅調になり、サッポロドラッグストアー<2786>(東1)は昨日発表の四半期決算が好感されて値上がり率上位に躍進。大東建託<1878>(東1)は11月の受注高増加などが好感されて活況高となり、そーせいグループ<4565>(東1)は引き続き米大手ファイザーとの関連などが期待されて活況高。倉元製作所<5216>(JQS)も引き続き有機EL関連株の売買人気が強く活況高。
新規上場のインベスターズクラウド<1435>(東マ・売買単位100株)は土地紹介も含めた賃貸経営の実現支援や経営後の管理サービスなどを行い、前場は買い気配のまま初値がつかず、公開価格1870円の70%高の3190円の買い気配となった。
東証1部の出来高概算は9億4999万株、売買代金は1兆393億円。1部上場1921銘柄のうち、値上がり銘柄数は649銘柄、値下がり銘柄数は1119銘柄となっている。