富士通がパソコン事業の統合観測など好感して高く移動平均線との相関も期待
富士通<6702>(東1・売買単位千株)は4日、取引開始後に約5%高の661.0円(29.1円高)まで上げて戻り高値を更新し、出来高も9時40分過ぎには昨日分を上回り売買活発となっている。同社、東芝<6502>(東1)、およびソニー<6758>(東1)から分社化したVAIO(バイオ、長野県安曇野市)の3社がパソコン事業を統合する検討に入ったと今朝の日本経済新聞が伝え、事業構成の効率化などに期待が強まった。
650円台回復は8月11日以来約4ヵ月ぶり。同社株はテクニカル的に移動平均線を上回るとしばらく好調な相場が続く素直な傾向があるとの見方があり、本日の終値が623円以上なら週足で26週移動平均線を上回るため注目されている。