アーバネットコーポレーション<3242>(JQS)は、ミニゴールデンクロスを示現。連続最高益更新見通しで配当利回り妙味が増すことから、注目したい。
同社は、東京23区駅10分以内のエリアに、独自性のあるマンション開発を展開している。不動産開発事業(投資用ワンルームマンションの開発・1棟販売、コンパクトマンション・ファミリーマンションの開発・分譲、戸建住宅の開発・分譲、不動産賃貸業)、マンション管理事業、不動産仲介業、設計・デザイン監修・施工管理等の業務委託 第二種金融商品取引業を運営している。
今2016年6月期第1四半期業績実績は、売上高が17億5500万円、営業利益が9300万円、経常利益が1400万円、純利益が700万円に着地。
通期業績予想は、売上高が160億円(前期比34.3%増)、営業利益が17億6000万円(同6.5%増)、経常利益が14億4000万円(同3.2%増)、純利益が9億円(同3.1%増)と連続最高益更新を見込んでいる。年間配当は14円(同1円増)と連続増配を予定している。
株価は。不動産業界においては、金融機関の不動産への融資姿勢に将来に対する慎重 な姿勢が垣間見えるなど、若干の変化は見え始めているが、東京圏での地価の上昇は続いており、人手不足や2020年オリンピック・パラリンピック関連工事を契機とした建設費の上昇と相まって、今後も東京圏における不動産価格は上昇していくものと中長期では期待される。今期予想PER8倍台と割安感があるほか、配当利回り4.6%と利回り妙味がある。12月末に第2四半期末7円配当を予定しており、権利取りを意識し、一段高に進む可能性があり、短期的に注目したい。