あじかん<2907>(東2・売買単位100株)は中期視点で注目したい。業務用食材卸を主力としている。玉子製品、寿司食材、その他米飯加工品、畜産加工品、水産加工品、パン・サラダ、スナック・デザートなどを手掛ける。
本社が広島県で西日本中心だったが、最近、東日本を強化している。16年3月期・第2四半期で、営業利益が1億0900万円と前年同期の赤字1億2800万円から黒字に転換し大きく向上した。通期で売上3.3%増の385億円、営業利益89.9%増の3億円、1株利益23.6円、配当年12円の見通し。1株純資産は1332円と優秀。
株価は15年3月に829円まで急伸、夏場の7月に再度795円と買われたあと760円前後でモミ合っている。商いの薄いのが難点で短期売買には不向きだが中期狙いなら注目できる水準だろう。内需関連にもマーケットの目が向いていることもある。