4日は、日経平均が始値から320円安となる急落の中で富士通<6702>(東1)が朝方に一時4.6%高まで上げて戻り高値を更新し、東芝<6502>(東1)や元ソニー<6758>(東1)グループのVAIO(バイオ、長野県安曇野市)などとのパソコン事業統合観測を好感して活況高となり大引けも2.3%高。また、ディフェンシブ性のある銘柄として雪印メグミルク<2270>(東1)が好業績やバター不足報道などを手かがリ材料に大引けで4.5%高となり経営統合以来の最高値を更新。日本郵政<6178>(東1)は自社株買いによる需給の引き締まりなどが言われ、2日続けて上場来の高値に進んだ。
本日新規上場の鎌倉新書<6184>(東マ・売買単位100株)は「いい葬儀」「いい仏壇」「いいお墓」などのサイトを運営し、前後場とも買い気配をセリ上げて大引けは公開価格1000円の2.3倍の2300円の買い気配となり初値がつかなかった。
アイスタイル<3660>(東1)もディフェンシブ性などが言われ、40代からの美容と健康に関するWEBマガジン新サイト好調とされて9.3%高となり東証1部の値上がり率1位。ハークスレイ<7561>(東1)も好業績の持ち帰り弁当でディフェンシブ性が強いとされ、6.8%高の高値更新となり東証1部の値上がり率2位。ライドオン・エクスプレス<6082>(東1)も宅配寿司というディフェンシブ性に加え、東証1部昇格が11月20日のため特別な事態がない限り翌12月の末にTOPIXの算出対象になることなどが材料視されて3.5%高となり約2週間ぶりに高値を更新。
インフォテリア<3853>(東マ)は事業提携の発表などが好感されて前場ストップ高の32.0%高に達し、大引けもストップ高。アプリックスIPホールディングス<3727>(東マ)は世界初開発という重力式浄水器向け非接触型水量センサーが材料視されて28.9%高となり大幅続伸。リーバイ・ストラウスジャパン<9836>(JQS)は明確な買い材料がつかめないがジーンズを着用型の携帯端末化する研究などが言われて2日連続ストップ高の24.0%高となった。