■ネット情報は料理と同じ 旬の材料でその日に勝負
情報媒体には言うまでもなく単行本の小説、月刊誌、旬刊誌、週刊誌、新聞といった紙媒体のほかにテレビ、ラジオの電波媒体、そしてここ数年で急速に存在感を高めているのがパソコン、タブレット、スマートフォンなどの電波媒体です。
持ち運びが便利で、電車でも隣の人に遠慮しながら新聞を開く心配もありません。当然、ネット情報では、テレビ、新聞等の従来型媒体にない、「旬」の情報を読者は求めますし、提供者も「旬」の材料を提供することに全力を挙げます。それは、料理と大変よく似ています。昔の素材を解凍して提供する料理もあるでしょうが、やはり料理の美味しさは、新鮮な「旬」の素材で提供することです。
まさに、料理もネット情報もその日が勝負です。ただ、今後は利用者がネット媒体を、「会席料理型」か、「単品料理型」かで使い分けする方向のように思われます。とくに、投資家が短期売買型か、中長期投資型かによってネット媒体を選別するように思われます。ネット媒体も紙媒体と同じように激しい競争の時代に入ってきたようです。