日本水産<1332>(東1・売買単位100株)は8日、取引開始後に449円(14円高)まで上げて2008年以来の高値454円(15年8月5日)に迫る始まりとなった。輸入冷凍・冷蔵貨物の保管や量販店の物流センター業務の受託などを行う新大型物流センターの開業を2016年4月に予定し、来期の業績に期待があるほか、前週後半には大和証券が投資判断や目標株価を引き上げたと伝えられ、買い安心感があるようだ。株価水準はPER11倍前後のため割安感がある。また、信用売り残が多いまま株価が上値を追う展開のため、どこかの段階で売り建て玉の買い戻しが増加して株高を助長する可能性が予想されている。